キャンプで焚き火をする魅力とは?初心者向けに道具選びとやり方を徹底解説!

この記事を読んでわかること
  • キャンプで焚き火をする魅力とは?
  • 焚き火初心者がまず揃えるべきおすすめの道具7選
  • 初めてでも安心!焚き火の基本手順をステップごとに解説
  • 焚き火を使って簡単に作れる初心者向けキャンプ料理3選

日々の喧騒から離れて、休みの日は外でのんびり過ごしたい日ってありますよね。

そんな休日をより魅力的にしてくれるのが焚き火です。
自然の中で、ただ火を眺める時間がデジタルデトックスとなり、非日常間をプラスしてくれます。

Youtubeでも焚き火動画は人気で、炎のゆらぎや薪のパチパチ燃える音に癒される人も多いのではないでしょうか。

本記事では、

「焚き火をしてみたいけど、やり方が分からない」

「どんな道具が必要なのか知りたい」

そんな焚き火初心者さんに向けて、焚き火の道具選びから具体的なやり方まで徹底解説します。

焚き火の魅力とは?

まずは、焚き火を楽しむために焚き火の魅力を知っておきましょう。焚き火には多くの研究報告から心理的効果が証明されています。

リラックス効果が得られる

焚き火は人の五感を刺激し、心地よい安心感や安らぎを与えてくれる存在になる。

焚き火には自律神経を整えて、リラックスできる効果があります。焚き火の炎や薪の弾ける音に時間を忘れてのめり込む人も多いです。その理由は、炎の独特なゆらぎは人間の生体リズムである「1/fゆらぎ(エフブンノイチユラギ)」にあります。

1/fゆらぎとは?
「規則性」と「不規則性」がちょうどいいバランスで混ざった自然なリズムやパターンのこと。自然界では小鳥のさえずり、波の音、木の葉の揺れなど様々な音や風景が該当する。

また、焚き火のじんわりと体に伝わってくる暖かさや薪が燃えた後の特有な香りは、都会にいると中々味わえない贅沢です。

集中力を回復させる

焚き火だけに集中している時間がデジタルデトックスになる!

現代では、SNSなどのネット環境が普及して便利になった一方で、無意識のうちに大量の情報に触れています。スマホが手元にないと不安になる「スマホ依存」が社会問題になるほど。

そんな方も焚き火を囲むだけで、日頃の喧騒から離れて目の前の時間に集中する感覚を取り戻すことができます。
焚き火を見ていると頭の中の雑音が少しずつ消えていき、心がすっと軽くなる感覚は実際に体験してみた人にしかわからないかも知れません。
これは、ヨガや瞑想のマインドフルネスに似ています。焚き火を囲むことで、日常で失われている集中力を回復できるでしょう。

コミュニケーションが生まれる

焚き火を囲んでいると、不思議と自然なコミュニケーションが生まれるものです。ゆらいでいる炎を目の前にすると、私達は緊張が和らぎ本音で話しやすくなります。
焚き火には、心理的安全性を高める効果もあるのです。

会社の同僚や家族で焚き火をすれば、日頃言えない悩みを打ち明けたり、絆を深めたりするきっかけになります。また、初対面同士でも焚き火を挟むことで自然と会話が弾み、距離が縮まることも少なくありません。

このように焚き火は人と人の間の壁を取り払い、自然体のコミュニケーションを引き出す力があります。

初心者はこれを買って!焚き火で必要な道具を紹介

焚き火をする際には多くの道具が必要です。

おすすめアイテムと一緒に紹介しますので、ぜひ押さえておきましょう。

1.焚き火台

まずは焚き火をするための専用台として、焚き火台が必要です。

地面に直接焚き火をすることはほとんどのキャンプ場で禁止されているため、必須アイテムと言えます。

焚き火台は浅型、深型、ストーブ型の大きく3つに分かれており、利用シーンに合わせて選びましょう。

種類特徴こんな人に向いている!
浅型・焚き火専用のシンプル構造・炎がよく見える
・火の調整が簡単
・焚き火を楽しみたい人
・簡単な料理にチャレンジしたい人
深型・安定感がある・風の影響を受けにくいため火が安定する
・鍋などの重い調理器具も置ける
・本格的な料理を作りたい人
・初心者キャンパー
ストーブ型・煙が少ない・効率的に燃焼できる・煙が気になる人

初心者におすすめの焚き火台/

〔浅型〕
①ファイアーディスク(コールマン)

出典:楽天市場

浅型で手間のかからない焚き火台を探している方におすすめ!脚を出すだけで使えるので簡単に設営できます。炎が目に入りやすく、焚き火の炎を存分に楽しめます。料理を楽しみたい場合は専用パーツの購入も検討してみましょう。

〔深型〕
②ヘキサステンレスファイアグリル(キャプテンスタッグ)

出典:楽天市場

コスパを重視の方におすすめ!これ1台で焚き火も料理も楽しむことができます。頑丈で安定感のある焚き火台なので、ダッチオーブンなども利用可。本格的なキャンプ料理も楽しめます。また、コンパクトに収納できるので持ち運びも簡単です。

〔ストーブ型〕
③タイタン(ソロストーブ)

出典:楽天市場

ソロキャンプで焚き火を楽しみたい方におすすめ!二次燃焼式のストーブで燃焼効率が良いのが特徴です。初心者でも簡単に火を付けられて、薪を灰になるまで燃やしつくすことができます。持ち運びも簡単なので、一つ持っておくと重宝します。

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2.焚き火台シート

焚き火をする際のマナーとして、持っておきたいのが焚き火台シート。芝生への引火を防ぐだけでなく、後片付けも楽にしてくれます。選ぶポイントとして、耐熱性がしっかりしているものを選びましょう。

⚫︎焚き火台シート(ロゴス) 

出典:楽天市場

ロゴスの焚き火台シートは80×60cmの大サイズで、焚き火台を置くのに十分なスペースを確保できます。耐熱温度も500℃あるので、焚き火初心者の方でも安心して楽しめます。

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3.着火道具

火をつけるのが不安な方には、SOTOのガストーチが使いやすいでしょう。手のひらサイズのコンパクトな設計なので、持ち運びも簡単。燃料はガス注入式で、カセットコンロのガスからも補充が可能です。

⚫︎ガストーチ(SOTO)

出典:楽天市場

さらに着火の際には、着火剤や木の枝などの燃えやすいものが必要です。火つけは初心者の方が苦戦しやすいポイントなので、着火剤などを準備しておきましょう。
キャンプ場などに落ちている松ぼっくりも着火剤として利用できるので、ぜひ試してみてくださいね。

また、着火後に火の勢いを調整するアイテムとして、火吹き棒があると便利です。
※BBQで例えると「うちわ」のような役割があります。

⚫︎火吹き棒(ZEN)

出典:楽天市場

熱源の中心に酸素を吹き込むことで一気に火力を上げることができます。焚き火を本格的に楽しむ方は、購入しておくことをおすすめします。

4.薪

薪はキャンプ場で売っている場合も多いですが、なければ事前に購入する必要があります。薪は主に針葉樹と広葉樹に大きく分かれています。

⚫︎針葉樹・・・細くて燃えやすいので、火つけで使用
⚫︎広葉樹・・・太くて長時間燃えるので、火を安定させるのに使用

出典:Amazon

キャンプ場へ事前に問い合わせして、薪が持ち込み必要かを確認しておきましょう。

〔針葉樹と広葉樹のセットがお得〕

5.火ばさみ&耐熱グローブ

薪を投入したり、動かす際には火ばさみが必須です。間違っても素手で火元の近くを触らないようにしましょう。火ばさみは柄が40cm程度あるものを使用すると安全です。
スノーピークの火ばさみは軽量で長さも十分。グリップ力も強いので、おすすめです。

⚫︎火ばさみ(SnowPeak

出典:楽天市場

また、火の周りやトングは熱くなりやすいので耐熱グローブを着用しましょう。料理の際に使用する鍋や調理器具を扱う際にも役立ちます。

⚫︎耐熱グローブ(DOD)

出典:楽天市場

様々な素材がありますが、耐熱性を重視したい方はアラミド繊維性のグローブがおすすめ。
アラミド繊維は耐熱温度が約500℃と高く、非常に燃えにくいのが特徴です。その中でもDODのグローブは手首あたりまで保護してくれるので安全性が高いです。

6.焚き火チェア

焚き火を十分に楽しむには、ゆったり座れる焚き火チェアが欲しいところ。焚き火チェアを選ぶ際は、座った時の安定感と座面の高さが重要です。高さは使用する焚き火台の高さに合わせると焚き火の炎を無理のない姿勢で眺めることができます。

どれを選んだら良いかわからない方へ、焚火師おすすめのチェアを3つご紹介いたします。

\初心者におすすめの焚き火チェア/

①焚き火チェア(DOD)

焚き火の前で使用することを考えて設計された超ロースタイルのチェアです。煙が当たりにくい高さになっており、ストレスなく焚き火を楽しめます。また火の粉が飛んでも穴が開きにくい帆布生地を使用しており、耐火性もバッチリ。焚き火を存分に楽しみたい方は検討してみてください。

出典:楽天市場

②ローチェアショート(SnowPeak)

座った瞬間に「これ、ずっと座っていたい」と思える心地よさ。
地面に近いから焚き火との距離感がちょうどよく、自然とリラックスできます。しっかりした作りで安心感があるのに、折りたたむと意外とコンパクト。木製のアームレストも手触りがよくて、使うたびにちょっと嬉しくなるギアです。外線や汚れに強い生地を使用しているので、手入れも簡単です。

出典:楽天市場

③キングあぐらチェア(ロゴス)

名前の通りあぐらをかけるほど広い座面が特徴です。ハイバックで適度な傾斜がついていることで、ゆったりくつろげます。耐荷重量も約120kgで、幅広い人が使用できるのも人気の理由。生地は、アメリカの難燃性基準「CPAI−84」をクリアした「難燃BRICK」を使用しており、火の粉が降りかかってもすぐに鎮火されます。

出典:楽天市場
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7.火消し袋

焚き火の後始末として、火消し袋を用意しておきましょう。焚き火が完全に鎮火していなくても、火消し袋へ炭を入れるだけで、簡単に片付けが完了します。焚き火初心者には、ZEN Campsの火消し袋がおすすめ。大容量で地面に自立するので、炭が入れやすいです。また、付属のカラビナで袋の口をすぐに絞められるので、安全に素早く消火できます。

出典:楽天市場

初心者でも安心!焚き火の具体的な手順を解説

焚き火は、火を扱うため手順やマナーを確実に守って安全に楽しみましょう。

焚き火の手順

焚き火の手順
  1. 焚き火台の準備をする
  2. 着火剤と細めの薪をのせる
  3. 着火する
  4. 火を育てる

着火後はとにかく“放置すること”がポイント!

STEP1 焚き火台を準備をする

まずは平らで安定した地面を見つけて、焚き火台を組み立てます。設置場所は周囲に燃えやすいものがなく、他のキャンパーさんとも十分な距離をとれる場所が望ましいです。焚き火台を組み立てたら、地面の焦げを防ぐために焚き火シートを敷きます。安全に焚き火を楽しむためにも、風向きも考慮するとストレス無く焚き火を楽しむことができます。

STEP2 着火剤と細めの薪をのせる

焚き火台の準備が完了したら、着火剤を底面に置いてその上に細めの針葉樹を乗せます。この時、空気の通り道を作るために薪どうしの距離は少し空けておきましょう。

STEP3 着火する

次に着火剤へガストーチなどで火をつけます。着火剤は勢いよく燃えるので、耐熱グローブも忘れずに着用しておきましょう。

STEP4 火を育てる

火がついたらまずは放置。しばらくしたら、細い薪を投入して火を育てます。そして、徐々に太い薪を投入していきましょう。太い薪が燃え始めたら成功です。あとは火が消えないように薪を足して、火を育てていきましょう。

焚き火のコツまとめ
  • 焚き火台は他の人の迷惑にならない場所に設置
  • 空気の通り道を作るため、焚き付け材や薪は詰めすぎない
  • 安全のため火元からは距離をとる
  • 薪は細い薪→太い薪の順番で入れる

焚き火が終わったら後片付けを必ずしましょう。もし、薪が残っている場合は火消し袋の中に入れることで、素早く消火できます。

薪は灰になるまで燃やしつくして、指定の場所に捨てるのが一般的です。
そのため、焚き火の後半戦では薪を入れすぎないようにすることがポイント!

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焚き火で作れる!初心者向け簡単キャンプ料理3選

焚き火をただ楽しむだけでも良いですが、せっかくなら初心者でもできる料理に挑戦してみましょう。ここではキャンプで人気の高い料理を3つ紹介します。
もし気になるものがあれば、ぜひ作ってみてください!

焼きマシュマロ

焚き火料理の定番と言えば焼きマシュマロです。マシュマロを串に刺して火で炙るだけなので、BBQでやったことがある人も多いのではないでしょうか。焼くことで外側はカリッと中はとろーり食感になり、とても美味しいです。

様々なアレンジレシピもあるので、色んな楽しみ方ができます。また、マシュマロを焼いているライブ感が楽しいので、自然とコミュニケーションが生まれるのも焚き火の魅力です。

ホットサンド

手軽で美味しく作れるホットサンドも人気です。食パンの表面にバターを塗ると、より香ばしいホットサンドが出来上がります。ホットサンドメーカーで作る肉まんや餃子などもおすすめです。

ホットサンドメーカーによっては、焼き面にロゴやブランド名が書かれているものもあります。パンの焼き目が可愛らしく仕上がるので、ぜひ自分の好きなアウトドアブランドを選んでみてください。

アルミホイル焼き

アルミホイル焼きも初心者が挑戦しやすい料理の一つです。特別な調理器具も必要なく、食材とアルミホイルだけでOK。焚き火でじっくり焼くことで、食材の旨みを引き出してくれます。後片付けもアルミホイルを捨てるだけなので、手間もかかりません。

まずは焼き芋からチャレンジしてみましょう。

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マナーを守って焚き火に挑戦してみましょう!

本記事では、主に焚き火で必要な道具や焚き火の手順を紹介しました。焚き火は老若男女が時間を忘れて楽しめる魅力たっぷりのアウトドアです。
手順やマナーを守り、焚き火で過ごす時間をお楽しみください。

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「初心者でも手順通りできるか不安」 と感じた方もいるかもしれません。

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